病院長挨拶

良質な医療を住民の方々に提供する病院を目指して

京都中部総合医療センター
病院⾧ 辰巳 哲也

京都中部総合医療センターは、京都府南丹医療圏(亀岡市、南丹市、京丹波町)において、入院病床464床(一般450床、結核10床、感染症4床)と人工透析56床を有する公的総合病院です。
31の診療科で高度専門的医療を実践するとともに、内科、外科、周産期、小児の4科で24時間365日の救急体制を確立しています。地域の救急医療に幅広く対応しながら、ドクターヘリによる広域搬送体制にも参加し、DMAT隊派遣等の災害医療にも積極的に取り組んでいます。また平成27年10月には放射線治療施設が完成し、国の「地域がん診療病院」の指定を受け、外科的手術、化学療法、放射線治療、緩和医療までの総合的ながん診療体制を確立し、地域のがん診療の拠点病院となっています。
日本は世界に類をみない速さで少子超高齢化社会を迎え、医療・介護・福祉などの社会保障制度が大きく変わっていく時代となりました。医療の分野でも急性期から回復期、在宅医療に至るスムーズな流れの中で、患者さんに必要な医療を効率的に提供する仕組みが求められています。当院においても地域事情に適した病床再編を行い、平成27年12月から回復期リハビリ病棟を、平成28年4月からは訪問看護ステーション、同年8月からは地域包括ケア病棟を開設しました。また平成30年12月には京都府知事より地域医療支援病院として承認されました。
当院はこの地域にお住いの方々の生命健康を守る拠点病院として、今後とも地域の病院、診療所や介護・福祉の関係機関と密接な医療連携・協調を取りながら、「急性期疾患とがん診療を含む高度専門的医療」と「回復期機能と在宅支援機能」を持ち合わせ、地域包括ケアシステムにおける中核病院として貢献できる地域の「総合医療センター」へと進化を続けてまいります。また専門医制度を見据え、大学と密接な連携を取りながら研修医教育と専攻医教育を充実させていきたいと考えています。
これらを実現するために、1) 医師・看護師・事務職などの人材確保と教育体制の整備、2) がん診療体制・救急医療体制・認知症対策を含めた診療機能のさらなる充実、3) チーム医療・医療安全対策の強化、4) 拠点病院としての指定・施設基準の充実と時代に即した組織の整備、5) 医療連携の強化による地域医療への貢献、6) 健全な経営基盤の確立と業務改善・効率化、7) 働きがいのある職場作りなど、病院の今後の目標とその戦略を明確化し、職員が将来ビジョンをともに共有して病院整備に取り組んでいきたいと考えています。
京都中部総合医療センターは今後とも患者中心の医療に取り組み、住民の皆様に愛され信頼される病院を目指して頑張ります。責任と自覚を持ち、医療圏の地域医療に益々貢献できる病院になりますように職員一丸となって頑張りますので、今後とも皆様の御協力と御支援を賜りますようどうか宜しくお願い致します。

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