麻酔科の業務は、近年、周術期管理医学として位置づけられております。術後早期に回復する良好な経過をとるには、ERAS(Enhanced Recovery After Surgery、術後回復強化)とよばれるプログラムに基づいた術前、術中、術後の周術期管理が大切です。当院麻酔科では、このプログラムに沿って、術中の管理のみならず、術前から患者さんの心身のストレスを軽減し、術後も鎮痛管理を行いできるだけ快適に過ごしていただくことで、患者さんが早期離床して回復できるよう力を尽くしております。このように、術前、術中、術後それぞれの分野で患者さんの医療を担っております。
当院麻酔科は、麻酔指導医、専門医、認定医の資格を有する4名の麻酔科医師が現在常勤しています。疑問点や希望、ご心配なことなどあれば、いつでも遠慮なく麻酔科医にお話ください。(人数は平成30年4月1日現在)

主な診療内容

  • 術前管理

    術前には、麻酔科術前外来を受診していただき、術前検査や診察により患者さんの状態を把握した上で、最適な麻酔方法を計画します。また、患者さんやご家族の質問にもお答えして、十分なインフォームドコンセントを得たうえで、不安なく手術に臨んでいただけるように配慮しています。また、ERAS(Enhanced Recovery After Surgery、術後回復強化)の一環として、経口補水療法を運用しています。

  • 術中管理

    術中は、さまざまな循環、呼吸、脳機能などのモニタリング機器を使用して安全に全身状態を監視管理し、手術侵襲から患者さんの身体をお守りします。必要があれば、硬膜外麻酔や各種神経ブロック等も併用します。麻酔深度もモニタリングの上、適切に麻酔を調整しておりますので、術中に痛みを感じたり目が覚めることもありません。また、全身麻酔の他に、腰椎麻酔(半身麻酔、脊髄クモ膜下麻酔)なども担当しています。

  • 術後管理

    術後は、PCA(Patient-controlled analgesia)と呼ばれる患者さんが自分自身で痛み止めを安全に追加コントロールできる鎮痛法を積極的に用いて、できるだけ快適な術後を過ごしていただけるように配慮しています。

実績・特徴

平成24年4月より麻酔科外来を開設、平成25年1月から、経口補水療法を導入しています。

スタッフ紹介

林 和子(はやし かずこ)

役職 麻酔科部長
卒業大学・卒年 京都府立医科大学(平成元年)
専門 麻酔科学
資格 医学博士、日本麻酔科学会認定医・専門医・指導医、日本神経麻酔集中治療学会評議員
学会 日本麻酔科学会、日本神経麻酔集中治療学会、日本集中治療医学会、日本麻酔集中治療テクノロジー学会

山口 陽輔(やまぐち ようすけ)

役職 麻酔科医長
卒業大学・卒年 京都府立医科大学(平成19年)
専門 麻酔科学
資格 麻酔標榜医、日本麻酔科学会認定医・専門医、医学博士、JB-POT
学会 日本麻酔科学会、日本心臓血管麻酔学会

荻野 壮輔(おぎの そうすけ)

役職 麻酔科医員
卒業大学・卒年 岡山大学医学部(平成26年)
専門 麻酔科学
資格 麻酔標榜医、日本麻酔科学会認定医、JB-POT
学会 日本麻酔科学会、日本心臓血管麻酔学会
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