腎臓内科

腎臓病とは放っておくと腎機能が悪くなる病気を指します。数週間~数か月で悪くなるものから、何十年もかけて悪くなるものまで実にさまざまなタイプの腎臓病が存在します。また腎臓のみが悪くなる原発性腎疾患と他臓器の影響を受けて腎臓が悪くなる続発性腎疾患(例:糖尿病性腎症)に大別されます。

診察に際して、大半の腎臓病が尿異常を伴います。それゆえ過去の血液・尿検査データや服薬歴を検証し、じっくり話を伺うことから診療がスタートします。お薬手帳や過去の健診データ等があれば診療の助けになりますので診察時に持参ください。

主な診療内容

  • どのような検査をするか

    まずは尿検査です。腎臓内科医は尿検査(特に蛋白尿・血尿)から腎臓に何が起こっているかを予測し、さらに超音波やCTなどの画像検査による腎臓の形態評価を組み合わせて治療方針をたてます。また各種検査でも診断がつかない場合や疾患の重症度を判定する必要がある場合は腎生検を行います。
    ※腎生検とは
    背中から腎臓に針を刺して(もちろん局所麻酔をします)、直接腎臓の組織を調べる検査です。この検査は約5日間の入院が必要ですが、確定診断をつけることで治療方針が決まり、腎予後を推定することができるため非常に有用です。当院では年間40例程度実施しています。

  • 透析治療について

    残念ながら極度に腎機能が低下してしまった方には、腎代替療法として血液透析、腹膜透析、腎移植を提案しております。血液透析では、1回4時間の治療を週3回病院で施行するのに対し、腹膜透析では月1~2回の外来通院(家庭での治療が主体)で施行しています。また腎移植を希望される方には移植可能施設へ適宜紹介いたします。

実績・特徴

腎臓内科が目指すところ

腎臓病の早期発見早期治療を心がけ、可能な限り透析治療を回避することです。 そのためにはまず検尿異常を放置せず、専門医の受診・検査をうけ、治療方針を決定することが必要です。しかしながら、すでに腎障害が進行し、完治が困難な方もおられます。そのような患者さんに対しては、腎機能を低下させる要因を少しでも取り除き、透析治療をなるべく先に延ばせるようサポートさせていただきます。どうぞお気軽に相談ください。

2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度
紹介患者数 69 75 80 90 113 127 148
腎生検 20 29 43 39 31 38 33
2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
透析新規導入 29 35 33 30 18 27 36
維持透析患者数 182 187 189 195 194 192 194

スタッフ紹介

木村 兌宖(きむら たいこう)

役職 腎センター部長・腎臓内科部長・臨床検査科部長
卒業大学・卒年 関西医科大学(平成13年)
専門 腎臓内科一般、透析医療
資格 日本内科学会認定内科医・指導医、総合内科専門医、日本透析医学会専門医・指導医、日本腎臓学会腎臓専門医・指導医
学会 日本内科学会、日本腎臓学会、日本透析医学会

瀬野 真文(せの まさふみ)

役職 腎臓内科医長
卒業大学・卒年 京都府立医科大学(平成25年)
専門 腎臓内科一般・透析医療
資格 日本内科学会認定内科医

木村 芙雪(きむら ふゆき)

役職 腎臓内科医員
卒業大学・卒年 京都府立医科大学(平成31年)
専門 腎臓内科一般、透析医療
資格

服部 翔太(はっとり しょうた)

役職 腎臓内科医員
卒業大学・卒年 京都府立医科大学(平成31年)
専門 腎臓内科一般、透析医療
資格

塩屋 友梨(しおや ゆり)

役職 腎臓内科医員
卒業大学・卒年 京都府立医科大学(令和3年)
専門 腎臓内科一般、透析医療
資格
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