歯科・歯科口腔外科

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当科は、京都府中丹医療圏における唯一の公立総合病院の歯科口腔外科として、地域の医療機関と密に連携を図りながら、口腔外科疾患や有病者歯科疾患などの診療にあたっています。特に、心疾患・糖尿病・脳血管障害などの基礎疾患を有する患者の歯科治療を多く手がけ、一般歯科医院での対応が難しい患者の治療に重点を置いています。
「総合病院の歯科口腔外科」という特性を活かし、医科との連携体制のもと、全身管理が必要な患者さんにも安心して治療を受けていただける環境を整備しています。

初診の患者さんは、できるだけかかりつけ医療機関、近隣医療機関からの紹介状をご持参ください。再診の患者さんは予約制の診療を行っています。

主な診療内容

  • 口腔外科疾患

    顎骨内埋伏歯、炎症(智歯周囲炎・顎骨骨髄炎・歯性上顎洞炎)、顎骨嚢胞、顎口腔腫瘍、外傷(顎骨骨折・歯牙脱臼・裂傷)などに対し、口腔の形態と機能をできる限り温存することを重視した手術を行っています。また、歯科治療に強い恐怖を感じる方には、全身麻酔や静脈内鎮静法を用いた短期入院での対応も可能です。

  • 周術期および回復期口腔機能管理

    がん等の手術、放射線治療、化学療法、緩和ケアを受ける患者さんや、集中治療室(ICU)での治療が必要な重症患者、ならびにリハビリテーションを中心とした回復期の患者に対し、院内の医科診療科と連携しながら、年間1,300件以上の実績で口腔機能の維持・改善を目的とした管理(歯科治療・口腔ケア等)を行っています。

  • 有病者・障がい者の歯科治療

    全身管理のもと、外来および入院での一般歯科治療、障害者歯科治療、口腔外科治療まで幅広く対応しています。また、糖尿病患者(教育入院を含む)に対しては、内科と連携し歯科的な介入も行っています。

  • 顎関節疾患

    顎の痛みや開口時の異音(クリック音)を伴う顎関節症に対し、薬物療法やスプリント療法(マウスピース)などの保存的治療を行っています。

  • その他の治療

    顎義歯(顎顔面補綴)などの特殊治療、睡眠時無呼吸症候群に対するスリープスプリント療法(口腔内装置)にも対応しています。

実績・特徴

当科では現在、年間約10,000人の外来患者を受け入れており、2024年の年間手術件数は、入院手術が133件、外来局所麻酔手術が534件にのぼります。
診療設備としては、治療用歯科診療台(4台)をはじめ、歯科用デジタルパノラマ・口内法X線撮影システム、Er:YAGレーザー、生体情報モニタ、歯科用口腔外バキューム、オペライト一体型カメラなどを備えており、これらを日々の診療に活用しています。

スタッフ紹介

雨宮 傑(あめみや たけし)

役職 歯科口腔外科部長
卒業大学・卒年 大阪歯科大学(平成12年)
専門 口腔外科学、歯科保存学、障害者歯科学、有病者歯科学
資格 医学博士(京都府立医科大学)、京都府立医科大学 客員講師、歯科医師臨床研修指導歯科医・プログラム責任者、日本口腔科学会認定医・指導医、日本歯科保存学会歯科保存治療専門医・指導医、日本障害者歯科学会認定医・指導医、日本有病者歯科医療学会専門医・指導医、ICD制度協議会インフェクションコントロールドクター、厚生労働省緩和ケア研修会修了

中井 敬(なかい けい)

役職 歯科口腔外科医長
卒業大学・卒年 朝日大学歯学部(平成27年)
専門 歯科
資格 医学博士(京都府立医科大学)、厚生労働省緩和ケア研修会修了

安井 槙瑠(やすい まさる)

役職 歯科口腔外科医員
卒業大学・卒年 朝日大学歯学部(令和3年)
専門 歯科
資格 厚生労働省緩和ケア研修会修了
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