放射線治療のご案内

放射線治療は、がんに放射線を照射することでがん細胞を攻撃し、病変を小さくしたり消滅させたりする治療です。
放射線の照射そのものによる痛みはなく、身体への負担が比較的少ない治療です。そのため、ご高齢の方や合併症などにより手術や薬物療法が難しい方でも治療を受けられる場合があります。
また、入院を必要としない場合は、通院で治療を行うことも可能です。当院では、患者さんの生活スタイルに配慮し、日常生活をできる限り維持しながら安心・安全な放射線治療を提供することを心がけています。

放射線治療の実績

当院では、がんの治癒を目指す根治的放射線治療(根治照射)から、進行したがんによる痛みなどの症状を和らげる緩和的放射線治療(緩和照射)まで、目的に応じた放射線治療を行っています。
2025年度は153件の治療を実施し、約4割を緩和照射が占めています。

緩和照射のご案内

放射線治療は、がんの進行に伴う様々な症状の緩和に有効です。

主な対象症状

      骨転移等による痛み、痺れ
      気道や食道の狭窄による症状
      消化管や生殖器の腫瘍からの出血 など

    これらは、放射線治療により症状の軽減が期待でき、生活の質(QOL、Quality of Life)の向上につながります。また、緩和照射であっても、放射線治療は症状の原因となっている病変そのものに対して治療を行います。そのため、症状の改善だけでなく病気の進行を抑える効果も期待できます。 緩和照射の効果が期待しやすい代表例として「骨転移による痛み」があります。約60~90%の症例で痛みが和らぎ、20~40%の症例では鎮痛薬が不要になるくらい除痛効果を実感できることが知られています。 当院では、骨転移に対する緩和照射として「1回照射」を積極的に行っています。来院初日に診察と治療計画用CT撮影を行い、翌日に照射を完了するなど、短期間で治療が可能です。また、強い痛みや脊髄圧迫など緊急性が高い場合には、診察当日に照射を行う「日帰り緊急照射」にも対応しています。 緩和照射により、痛みの軽減だけでなく、歩行や食事などの日常生活動作(ADL、Activities of Daily Living)の改善が期待できる場合もあります。症状が和らぐことで、患者さんご本人だけでなく、ご家族や介護者の負担軽減が期待できます。

    医療機関の先生方へ

    患者さんのご紹介について

    放射線治療患者さんのご紹介は、地域医療連携室を通して受け付けております。
    詳しい方法については、下記のページをご参照ください。

    患者さんの紹介について

    放射線治療適応相談について

    当院では、患者さんの来院前に放射線治療の適応に関するご相談も承っております。 お電話または診療情報提供書にてご相談いただけます。「この症例は放射線治療の適応になるか?」など、お気軽にご相談ください。放射線治療医が対応致します。

    放射線治療医による電話相談は平日の10:00~15:00のみ対応しております。

    0771-42-2566(直通)

    受付時間:午前10時より午後3時まで(平日のみ)

    上記受付時間以外の時間帯につきましては、地域医療連携室にて承ります。
    連絡先につきましては、地域医療連携室ページをご参照ください。

    地域医療連携室

    患者さん・ご家族の方へ

    放射線治療の診察予約は、医療機関からのご紹介にて受け付けております。診察をご希望の方は、主治医もしくはかかりつけ医にご相談下さい。 また、がんに関するさまざまなお悩みについては、当院がん相談センターでもご相談をいただけます。

    がん相談支援センター

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