外科・消化器外科

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外科紹介

最先端の治療を目指しています!


外科(消化器外科)では、食道・胃十二指腸・小腸・大腸(結腸・直腸)・肝胆膵のがんを中心に、外傷・ヘルニア・腸閉塞・胆嚢炎など様々な臓器・疾患の治療を行っております。
我々のモットーは「常に新しい術式の開発と手術の低侵襲化のための研鑽を進め、皆さんのお近くの病院で、ご家族の方々と一緒に安心して最先端の治療を受けていただく」ということです。その実現のため、腹腔鏡下手術はもとよりロボット手術にも力を入れております。また、手術のみならず化学療法(抗癌剤治療)、放射線治療、緩和医療(癌の終末期医療)も含む、集学的治療を他科とのカンファレンスを通じて連携し行っております。効果が証明された治療を患者さんとの十分なインフォームド・コンセントの下に実践することを心がけています。
さらに当院は地域医療に根ざした病院であることから、ご紹介患さんの手術・治療から手術後の紹介医の先生への逆紹介まで、開業医の先生方との連絡を密にし、意欲的に連携に取り組んでおり、遠く府内北部地区や兵庫県丹波地区からも患者さんをご紹介いただいています。

手術実績

毎年多くの手術を手がけていますが、近年の主な手術件数は次の通りです。

2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
食道がん 2
(2)
6
(6)
6
(6)
6
(6)
4
(4)
胃がん 29
(22)
27
(21)
47
(41)
44
(40)
40
(ロボット21
腹腔鏡11)
大腸がん 72
(65)
94
(86)
78
(70)
76
(ロボット10
腹腔鏡64)
86
(ロボット51
腹腔鏡31)
肝疾患 19
(3)
13
(5)
17
(4)
10
(2)
10
(3)
膵疾患 12
(1)
11
(1)
14
(0)
10
(0)
8
(0)
胆石症 123
(105)
120
(106)
114
(99)
122
(112)
87
(76)
鼠経ヘルニア 106
(67)
90
(62)
85
(57)
97
(77)
87
(61)

()は鏡視下手術数

腹腔鏡手術、ロボット支援下手術について

腹腔鏡手術とはお腹に小さい切開を数か所おき、トロッカーという筒状の器具を挿入して、「腹腔鏡」と言われるカメラや遠隔操作できる腹腔鏡用の鉗子類(臓器を把持したり牽引したりする道具)、電気メス等を挿入し、カメラで捉えた映像をモニターに映し出して手術を進めるものです。
腹腔鏡手術では、従来の「おなかを切る手術」である開腹術に比べて、小さな創ですむために術後の痛みが少なく、それに伴い回復が早いため、当院では積極的に腹腔鏡手術を行っています。
また、当院では最新のダビンチXiにて胃がん、大腸がん(結腸、直腸)の手術を積極的に行っており、ロボット支援下手術の症例数も増えています。

 

京都中部総合医療センター外科では、地域の皆さんに侵襲性の少ない腹腔鏡手術が安全に行える体制を整えております。
胃癌、大腸癌だけではなく、胆石症、虫垂炎、鼠径ヘルニアなど、幅広く腹腔鏡手術を提供しています。
 また、直腸がん・胃がんに対してロボット支援下手術も行っております。
腹腔内の癒着の強い場合や、高度肥満、進行癌の場合は適応外になる場合があります。適応に関しましては、正確な術前診断のもと最終的に判断しますので、まずは外来で御相談下さいますようお願いします

ロボット支援下手術について

主にこんな病気を診察しています

NCD外科手術症例登録について

平成23年1月1日からの外科手術症例についてNCDという組織にデータ登録が開始されています。NCDとは多くの医療学会が連携し立ち上げた「National Clinical Database」という社団法人です。登録されたデータは、国内の医療現状を把握し患者さんにより適切な医療を提供するために利用されます。
当院では、外科(消化器外科・乳腺外科)・小児外科・呼吸器外科・心臓血管外科における手術症例について登録を行っております。 登録情報は匿名化され、患者さんに不利益が生じることはありませんが、登録については患者さんの自由な意思によりますので、ご意見をお申し出ください。

また、一般社団法人NCDのホームページでは事業内容や、倫理的配慮などについて掲載されておりますので、ページをご覧ください。NCDへのお問い合わせはNCDホームページ内の形式(フォーム)からお願いいたします。

スタッフ紹介

山岡 延樹(やまおか のぶき)

役職 副院長・外科部長・手術部長・入院患者サポートセンター長
卒業大学・卒年 滋賀医科大学卒業(昭和61年)
専門 消化器外科
資格 日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会指導医・専門医、日本消化器病学会専門医、消化器がん外科治療認定医、日本がん治療認定医機構認定医・暫定教育医、検診マンモグラフィ読影認定医、医学博士、京都府立医科大学臨床教授

曽我 耕次(そが こうじ)

役職 外科部長
卒業大学・卒年 弘前大学(平成12年)
専門 消化器外科、大腸癌治療、ロボット手術
資格 外科学会専門医、消化器外科学会専門医、消化器病学会専門医、内視鏡外科学会技術認定医(大腸)、ロボット外科学会専門医、内視鏡外科学会ロボット支援手術プロクター(直腸、結腸)

渡邉 健次(わたなべ けんじ)

役職 外科部長
卒業大学・卒年 名古屋大学医学部(平成12年)
専門 消化器外科
資格 日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医、日本がん治療認定機構認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医(胃)、日本消化器外科学会、消化器がん外科治療認定医、四段階注射法修了

葛原 啓太(かつらはら けいた)

役職 外科医員
卒業大学・卒年 京都府立医科大学(平成24年)
専門 消化器外科
資格 日本外科学会外科専門医
日本消化器外科学会消化器外科専門医
日本消化器外科学会消化器がん治療認定医
緩和ケア研修会修了
医学博士

原 章一郎(はら しょういちろう)

役職 外科医員
卒業大学・卒年 京都府立医科大学(令和4年)
専門 消化器外科
資格 緩和ケア研修会修了

ストーマ外来紹介

 ストーマ外来とは、手術によって人工肛門や人工膀胱などが造設されると、今までの排泄経路が代わり、装具を装着して生活しなければなりません。そのような患者さんに対して、皮膚のトラブルや日々のケア内容、日常生活での悩みや不安などの相談に対応しています。毎週火曜日の午後に皮膚・排泄ケア認定看護師が予約制で行っています。受診を希望される方は、外科外来または泌尿器科外来を受診いただき、医師にストーマ外来受診についてご相談ください。また、外来受診日や急遽診察希望などがあれば個々に対応しています。

ストーマ造設件数

2018年度 2019年度 2020年度
人工肛門(永久) 16件 17件 30件
人工肛門(一時的) 6件 13件 12件
人工膀胱 9件 3件 7件

ストーマ外来受診件数

2018年度 2019年度 2020年度
人工肛門・人工膀胱 79件 118件 123件

 

日時 毎週火曜日 午後1時~5時まで予約制で行っています
事前に電話での予約をお願いします。(事前連絡があれば、上記時間外でも可能です)
担当 外科医師 泌尿器科医師 
皮膚・排泄ケア認定看護師
備考 術後数年経過されている場合は、医師の診察が必要な場合があります。
そのようなときは、午前の外来診察時間内におこしください。

ストーマ外来は非常に明るく楽しい外来です。私たちスタッフの方がいつも元気をいただいています。
私たちスタッフに会えることを楽しみに来ていただける方もあります。ストーマについては、ストーマナース以外にはさわらせてくれないくらい信頼していただいたり、こんな私たちにそれほどの信頼をよせていただけることに非常に感謝しています。日々、成長しなければならないと思う糧は、ストーマ外来を訪れてくださる患者さんです。
そして、どんなにつらいことがあっても、私たちに笑顔を取り戻させていただけるのは、患者さんおひとりおひとりの笑顔であり言葉です。その思いを私たちはケアを通してお返ししていきたいと考えています。

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