外科・消化器外科

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外科(一般外科)では、外傷、乳腺、ヘルニア、皮膚・皮下の疾患を治療の対象と胃十二指腸・小腸・大腸(結腸・直腸)・肛を中心とした臓器別の消化器疾患治療に精通した専門医が揃っており、近隣市町はもとより、遠く府内北部地区や兵庫県丹波地区からも患者さんをご紹介いただいています。
常に新しい術式の開発と手術の低侵襲化のための研鑽を進めており、とくに積極的に鏡視下手術を導入しています。また、手術のみならず化学療法(抗癌剤治療)、放射線治療、緩和医療(癌の終末期医療)も含む、集学的治療を他科とのカンファレンスを通じて連携し行っております。効果が証明された治療を患者さんとの十分なインフォームド・コンセントの下に実践することを心がけています。
外科・癌領域における地域完結型医療を完成すべく、施設面でのより一層の充実を含めて、スタッフ一同今後とも努力を重ねていく所存であります。
また、乳腺外科外来も水曜日に専門外来を開設しております。お気軽にご相談ください。

外科紹介

実績・特徴

毎年多くの手術を手がけていますが、近年の主な手術件数は次の通りです。

2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
胃癌 44(2) 44(14) 41(21) 37(22) 30(25)
大腸癌 72(17) 59(34) 73(47) 80(62) 80(65)
肝胆膵疾患
  肝切除
  膵切除
  胆石

3
5
57(48)

3
6
68(49)

9
7
82(69)

17
8
104(75)

21(1)
6
120(96)
鼠径ヘルニア(小児含む) 115 126(8) 113(24) 109(39) 120(67)
虫垂炎 46(29) 50(41) 64(62) 53(52) 63(59)
乳癌 17 13 11 19 20

()は鏡視下手術数

腹腔鏡手術について

腹腔鏡手術とはお腹に小さい切開を数か所おき、トロッカーという筒状の器具を挿入して、「腹腔鏡」と言われるカメラや遠隔操作できる腹腔鏡用の鉗子類(臓器を把持したり牽引したりする道具)、電気メス等を挿入し、カメラで捉えた映像をモニターに映し出して手術を進めるものです。
腹腔鏡手術では、従来の「おなかを切る手術」である開腹術に比べて、小さな創ですむために術後の痛みが少なく、それに伴い回復が早いため、当院では積極的に腹腔鏡手術を行っています。

京都中部総合医療センター外科では、地域の皆さんに侵襲性の少ない腹腔鏡手術が安全に行える体制を整えております。
胃癌、大腸癌だけではなく、胆石症、虫垂炎、鼠径ヘルニアなど、幅広く腹腔鏡手術を提供しています。
腹腔内の癒着の強い場合や、高度肥満、進行癌の場合は適応外になる場合があります。適応に関しましては、正確な術前診断のもと最終的に判断しますので、まずは外来で御相談下さいますようお願いします。

NCD外科手術症例登録について

平成23年1月1日からの外科手術症例についてNCDという組織にデータ登録が開始されています。NCDとは多くの医療学会が連携し立ち上げた「National Clinical Database」という社団法人です。登録されたデータは、国内の医療現状を把握し患者さんにより適切な医療を提供するために利用されます。
当院では、外科(消化器外科・乳腺外科)・小児外科・呼吸器外科・心臓血管外科における手術症例について登録を行っております。 登録情報は匿名化され、患者さんに不利益が生じることはありませんが、登録については患者さんの自由な意思によりますので、ご意見をお申し出ください。

また、一般社団法人NCDのホームページでは事業内容や、倫理的配慮などについて掲載されておりますので、ページをご覧ください。NCDへのお問い合わせはNCDホームページ内の形式(フォーム)からお願いいたします。

乳腺外来紹介

※完全予約制

場所
外科外来 中務 塚本

乳がんの治療には手術、化学療法、ホルモン療法、放射線療法などがあります。私たちは患者さんに安心して医療を受けていただけるよう、治療方針などについて十分に話し合い理解していただいた上で患者さんが納得して治療に取り組めるような環境作りを目指しています。例えば、手術で言えば、乳房切除術、乳房温存術、乳房再建などがありますが、それぞれのメリットとデメリットについて説明した上で、患者さんのライフスタイルに合った方法を患者さん とともに決めていくという治療の進め方です。

手術について

乳房温存手術

しこりが小さくおとなしい乳がんの場合は、乳頭乳輪を温存した乳房温存手術が可能です。当院では、乳頭乳輪を切開したり、脇の下を切開したりして、なるべく傷が目立たないような工夫をしております。また、術後の過度な乳房変形を来さないように外側脂肪弁を使った再建術に取り組んでいます。

センチネルリンパ節生検

乳癌が一番最初に転移していく臓器が脇の下のリンパ節です。そして、そのリンパ節のことをセンチネルリンパ節と呼んでいます。従来は、乳癌の根治治療として脇のリンパ節はすべて切除(腋窩リンパ節郭清)しておりましたが、術後に腕が浮腫む(リンパ浮腫)などの問題があります。これを解消するために行われるようになった方法をセンチネルリンパ節生検と呼んでいます。手術中にセンチネルリンパ節のみを摘出し、手術中に病理検査(術中迅速病理診断)で転移があるかどうかを判断し、転移があれば郭清を行い、転移がなければ郭清を省略することができます。当院でもこの方法を採用することで、患者さんの体にやさしい低侵襲な手術に取り込んでおります。

乳房再建

乳房再建には大きく分けて患者さんの組織を利用した自家組織を用いた再建と、人工物(エキスパンダー、インプラント)を用いた再建の二つがあります。再建をご希望の方は関連施設へ紹介させていただきますのでどうぞ気軽にご相談下さい。

化学療法について

術前化学療法

進行して大きくなった乳癌や、悪性度の高い乳癌の場合、手術を行う前に化学療法(抗癌剤治療)を行うことがあります。術前に化学療法を行ってから手術を行い、病理検査の結果、癌細胞が完全に消えてしまう場合があります。このことを病理学的完全奏効と呼びますが、 乳癌の種類によってはこの病理学的完全奏功を得られた患者さんは非常に良好な予後が期待できることが分かっています。また、しこりが小さくなることで患者さんの治療に対する意欲が増すといった効果もあります。

術後化学療法

手術を行った後、体の中に残っている目に見えない癌細胞をたたくために行う化学療法を術後化学療法と言います。術後化学療法が必要かどうかは、手術で切除した乳腺組織を顕微鏡で詳しく調べることで判断します。

再発化学療法

近年、再発乳がんに対する治療薬の進歩が目覚ましく、治療成績も年々向上しております。 再発患者さんの思い描くゴールと医師の思い描くゴールが同じであるとは限りません。つらい副作用を最小限に抑え、最大の治療効果を引き出せるように、患者さんとともに、患者さんの思い描くゴールに向かって進んでいくことを目標にしております。

ホルモン療法について

多くの乳癌は女性ホルモンの刺激を受けて成長していきます。この女性ホルモンを抑える治療がホルモン療法です。内服薬、皮下注射、筋肉注射があります。抗癌剤治療と同じように術前、術後、再発時に使用することができます。

放射線療法療法について

乳癌の手術をおこなった後、乳房内への再発を抑える目的で放射線照射をすることがあります。乳房温存手術を行った場合は、特別な理由がない限りは放射線照射を行います。乳房切除術を行った場合は、脇のリンパ節転移や癌の大きさによっては放射線照射が必要になります。また、首のリンパ節や骨に転移した場合に、痛みを抑える目的で使用することもあります。当院では院内に放射線療法ができる設備がありますので、院内での治療が可能です。

ストーマ外来紹介

手術によって、人工肛門や人工膀胱、腎瘻などが造設されると、今までの排泄経路が代わってしまいます。そのため、装具を装着して生活しなければなりません。そのような患者さんに対して、毎月第1,3火曜日の午後に皮膚・排泄ケア認定看護師が予約制で行っています。受診を希望される方は、外科外来を受診いただき、医師にストーマ外来受診についてご相談ください。また、外来受診日や急遽診察希望などがあれば個々に対応しています。

0771-42-2510(代)
日時 毎月第1・第3火曜日 午後1時~5時まで予約制で行っています
事前に電話での予約をお願いします。(事前連絡があれば、上記時間外でも可能です)
担当 外科医師 泌尿器科医師 
皮膚・排泄ケア認定看護師
備考 術後数年経過されている場合は、医師の診察が必要な場合があります。
そのようなときは、午前の外来診察時間内におこしください。

ストーマ外来は非常に明るく楽しい外来です。私たちスタッフの方がいつも元気をいただいています。
私たちスタッフに会えることを楽しみに来ていただける方もあります。ストーマについては、ストーマナース以外にはさわらせてくれないくらい信頼していただいたり、こんな私たちにそれほどの信頼をよせていただけることに非常に感謝しています。日々、成長しなければならないと思う糧は、ストーマ外来を訪れてくださる患者さんです。
そして、どんなにつらいことがあっても、私たちに笑顔を取り戻させていただけるのは、患者さんおひとりおひとりの笑顔であり言葉です。その思いを私たちはケアを通してお返ししていきたいと考えています。

スタッフ紹介

山岡 延樹(やまおか のぶき)

役職 副院長・外科部長・手術部長・入院患者サポートセンター長
卒業大学・年度 滋賀医科大学卒業(昭和61年)
専門 消化器外科
資格 日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会指導医・専門医、日本消化器病学会専門医、消化器がん外科治療認定医、日本がん治療認定医機構認定医・暫定教育医、検診マンモグラフィ読影認定医、医学博士、京都府立医科大学客員講師
学会 日本外科学会、日本消化器外科学会、日本消化器病学会、日本内視鏡外科学会、日本臨床外科学会
モットー 一隅を照らす、これ則ち国宝なり。地域医療に全力で貢献したいと思っております。

塚本 賢治(つかもと けんじ)

役職 副院長・外科部長・健診センター部長
卒業大学・年度 京都府立医科大学(昭和54年)
専門 消化器外科
資格 日本外科学会指導医、検診マンモグラフィ読影認定医、京都府立医科大学臨床教授、医学博士
学会 日本外科学会
モットー 再現性のある医療

福田 賢一郎(ふくだ けんいちろう)

役職 外科部長
卒業大学・年度 京都府立医科大学卒業(平成8年)
専門 消化器外科
資格 日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会指導医・専門医、日本消化器病学会専門医、消化器がん外科治療認定医、日本がん治療認定医機構認定医、日本乳癌学会認定医、マンモグラフィ読影認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医、日本DMAT(厚生労働省医政局認定災害医療支援チーム)隊員、近畿外科学会評議員、医学博士
学会 日本外科学会、日本消化器外科学会、日本消化器病学会、日本内視鏡外科学会、日本胃癌学会、日本食道学会、日本癌学会、日本臨床外科学会、日本救急医学会、日本腹部救急医学会、日本乳癌学会、国際外科学会、近畿外科学会
モットー 低侵襲で精密な手術を行い、良質な医療を提供する。

長田 寛之(ながた ともゆき)

役職 外科副部長
卒業大学・年度 京都府立医科大学(平成14年)
京都府立医科大学大学院(平成24年)
専門 消化器外科
資格 日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会指導医・専門医、消化器がん外科治療認定医、医学博士
学会 日本外科学会、日本消化器外科学会、日本内視鏡外科学会、日本胃癌学会、日本臨床外科学会、日本癌学会
モットー 柔軟でバランス感のあるアイデアを探します

鎌田 陽介(かまだ ようすけ)

役職 外科医長
卒業大学・年度 京都府立医科大学(平成19年)
京都府立医科大学大学院(平成28年)
専門 消化器外科
資格 日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医、消化器がん外科治療認定医、京都DMAT隊員、医学博士、日本消化器病学会専門医、四段階注射法講習済み、日本がん治療認定機構認定医、マンモグラフィ読影認定医
学会 日本外科学会、日本消化器外科学会、日本臨床外科学会、日本癌学会、日本消化器病学会、日本大腸肛門病学会、日本内視鏡外科学会
モットー

神谷 肇(かみや はじめ)

役職 外科医員
卒業大学・年度 平成27年卒
専門
資格
学会
モットー

玉井 瑞希(たまい みずき)

役職 外科医員
卒業大学・年度 京都府立医科大学(平成28年)
専門 消化器外科
資格
学会 日本外科学会
モットー 一生懸命がんばります。
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