臨床研究
臨床研究の情報公開について
当院で治療を受けられる患者の皆様へ
皆様の治療の際に得られた経過やデータなどは、将来同じ疾患の方の診断や治療の発展につながる可能性のある大切な情報です。医学研究審査委員会にて審査され問題がないと判断された研究に対して個別に説明や同意を得ることはしておりませんが、研究内容の詳細や、対象となる方を当ホームページにて公開することで情報提供させていただきます。
対象となる方のカルテより、年齢や疾患、治療の経過などの情報を収集し利用させていただきます。得られたデータについて統計学的に考察し学会や学術論文などで報告する予定ですが、その時点で個人が特定されるような情報は含まれておりませんので、このために不利益を被ることはございません。研究の対象者となっている可能性があり、対象者から外れることをご希望される場合は、お手数ですが患者相談係までご連絡ください。
令和7年度承認研究
受付番号:A-140
承認日 | 2025年6月7日 |
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所属/職名/申請者 | 循環器内科/部長/野村 哲矢 |
研究課題名 | 下肢閉塞性動脈疾患を合併した高中性脂肪血症患者に対するぺマフィブラートの下肢血管内腔に及ぼす影響を検討する無作為化非盲検群間比較試験(~2028/6/30) |
審査区分 | 実施計画の変更 倫理審査対象外 ※主幹施設による一括審査のため |
概要 |
<目的>EVT (末梢血管のカテーテル治療 を受けられる下肢閉塞性動脈疾患 (LEAD の方を対象に、ペマフィブラートの服用が、EVT後の動脈硬化や再狭窄の抑制に効果があるかを検討することを目的としています。 <方法>
説明書による説明,同意書の取得をするため,情報公開文書はありません。 <変更>分担者の移動による追加及び削除,実施施設の追加,パルモディアXRの添付文書の変更による実施計画の変更,画像データの提出方法の変更 |
受付番号:c-363
承認日 | 2025年5月30日 |
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所属/職名/申請者 | 放射線科/診療放射線技師/愛甲 太洋 |
研究課題名 | 臨床実習における危険予知トレーニングの実践と効果(~2026/10/31) |
審査区分 | 倫理審査対象外 |
概要 |
<目的>臨床実習は学生が実際の臨床現場に赴き実患者と交わる貴重な機会である。しかしながら各放射線検査において患者やスタッフに起こり得る危険性について学校教育で指導が行われているかは不明確である。そこで我々は臨床実習を安全かつ効率的に行えるよう危険予知トレーニング(以下,KYT)を行うことにした。本目的は臨床実習前後にKYTを行うことにより危険予知能力の向上が見られるかを確認することである。 <方法>
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受付番号:c-334
承認日 | 2025年5月10日 |
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所属/職名/申請者 | 消化器内科/部長/小木曽 聖 |
研究課題名 | 大腸癌の診断契機、リスク評価把握のための前向き登録観察研究: CRC-DR study(~2027/3/31) |
審査区分 | 実施計画の変更 2024/5/20許可済 主管施設での一括審査のため審査対象外 |
概要 |
<目的>本研究である,大腸癌の診断契機、リスク評価把握のための前向き登録観察研究: CRC-DR study( Prospective observational study of colorectal cancer examining diagnosis opportunity and risk factors)ではがんセンター、地域中核病院、クリニックなどの多様な施設から大腸癌患者1000例を前向きに登録し、その大腸内視鏡検査および便潜血検査の受診歴,さらに発見契機を調査する。そして内視鏡検査および便潜血検査の受診歴については一般集団をコントロールとしてそれらの頻度の比較検討を行い大腸癌発生抑制の効果を検証する。また大腸癌の発生に関連する因子として飲酒、喫煙などの生活歴、運動、食事・乳製品摂取状況、家族歴、婚姻、学歴、収入などについても調査を行いその関連性を検証する。 <方法>
※説明書により説明し,同意書を取得するためオプトアウト文書はありません. <変更箇所>
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受付番号:c-362
承認日 | 2025年5月16日 |
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所属/職名/申請者 | 薬剤部/薬剤師/米山 真穂 |
研究課題名 |
薬剤管理サマリーは心不全の再入院予防に有用か(~2025/11/30) オプトアウトに関する内容 |
審査区分 | 迅速審査 |
概要 |
<目的>高齢心不全患者の死亡数や入院率は年々増加しており,生命予後改善はもとより,入院予防やQOLの改善が心不全患者には重要となっている.当院で退院患者に薬剤管理サマリーによる情報(入院中の薬物治療の経過や副作用,服用に関する情報など)を提供しているが,そのサマリーが心不全患者の再入院予防に寄与するものかどうか調査する. <方法>
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受付番号:D-010
承認日 | 2025年4月9日 |
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所属/職名/申請者 | 脳神経外科/部長/木村 聡志 |
研究課題名 | 一般社団法人日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database:JND)(~2028/9/30) |
審査区分 | 審査不要 ※中央一括審査済 東京大学大学院医学系研究科・医学部倫理委員会 |
概要 |
<目的>日本全国の脳神経外科施設における手術を含む医療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すことです。日本の脳神経外科医療の実態を「見える化」し、明らかとなった課題に対して実際のデータに基づく改善策の検討や、施設、地域や全国単位での医療の水準を明らかにし、比較すること。 <方法>
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